プロローグ
春が終わり初夏が訪れる夕暮れ時。 赤く染まる空を、僕は学校の校舎の屋上から見ていた。 あれから君に何をしたのだろう、僕はいつも通り君と接したはずだ。 それなのに素直になれなかった。 僕の身勝手についてほしくなかった、構わないでほしかった。 それ…
春が終わり初夏が訪れる夕暮れ時。 赤く染まる空を、僕は学校の校舎の屋上から見ていた。 あれから君に何をしたのだろう、僕はいつも通り君と接したはずだ。 それなのに素直になれなかった。 僕の身勝手についてほしくなかった、構わないでほしかった。 それ…